「自立」につながる瞬間に立ち会える

病院は「治療の場」ですが、訪問看護は「生活の場」に寄り添える仕事です。
ご自宅に伺うことで、その方の生活や人柄を丸ごと受け止めながら関わることができます。
訪問看護ステーションは、病気を治すのではなく「病気と共にどう暮らしていくか」を支えることが役割です。
それは、精神科特化の訪問看護ステーションでも他と変わりありません。
当ステーションは特に若いご利用者が多く、就労や社会参加といった『自立』につながる瞬間に立ち会えるのは大きなやりがいです。
私たちにとってのゴールは「良い意味での卒業」。
それぞれ違う道のりを一緒に探しながら歩み、ご利用者が少しずつ前を向いてくれる姿に出会えることは、この仕事ならではの喜びです。

多職種連携を大切にしたステーション

訪問看護ステーションとして、地域とのつながりは欠かせません。
病院のソーシャルワーカーさん、相談支援事業所の相談支援専門員さん、行政の障害支援（福祉）課、グループホームや福祉事業所など、さまざまな職種と協力しながら、ご利用者を支えています。
地域に根ざしてフットワーク軽く動くことは、この仕事で大切なことのひとつです。
当ステーションでは、ローテーション制よりも担当制がメイン。
ご利用者と1対1の関係をじっくり築ける環境を整えています。
ただ、ときにはご利用者や関係機関から厳しい言葉をいただくこともあります。
そういうときは我慢するのではなく、事業所でメンバーたちと話して発散するのが大事です。
当ステーションは、そういったネガティブなことも安心して表出できるような環境にしています。
管理者として、ポジティブなこともネガティブなことも気軽に話せる職場、というのはこだわって作り上げてきたところです。

当社で働くことに興味を持っている方へ

疾患や薬の知識は入職してから学べます。
大切なのは「相手の意見を尊重しながら、自分の意見も伝えられること」です。
話の聞き方・伝え方には色々なスキルが必要なので、そういったことも働きつつ学んでほしいと思います。
ご利用者の中にはずっと話し続けたい方もいらっしゃいますが、目安として45分で一区切りつけるようにしています。
場をコントロールする力も必要です。
また、「精神科特化の訪問看護ステーションは危険なのでは？」と不安に思う方もいるかもしれません。
ですが、実際にはそうしたケースは多くありません。
攻撃性がある方の場合は病院からの指示書で事前に把握できますし、必要があれば複数名で訪問する、異性への訪問を避けるなどの対策を徹底しています。
チームでしっかり守り合えるので、安心して働けます。
当ステーションは若いメンバーも多く、相談しやすく情報交換も活発です。
身体的な負担は少ないですが、精神的に揺さぶられることはあります。
だからこそ、一緒に悩み、支え合いながら成長できる仲間がいる環境を大切にしています。
「人と関わることが好き」「自立を支援したい」——そんな想いを持っている方にとって、精神科特化の訪問看護はきっとやりがいのある仕事です。
ぜひ一度、その雰囲気を感じに来てください。あなたの仲間入りを心から歓迎します。