Interview

一人ひとりを大切にした関わりを突き詰める

保育士F.S

2023年 / 中途入社

児童発達支援/放課後等デイサービス

Interview

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新たな分野に挑戦

以前は、小規模な幼稚園で15人〜20人ほどの子どもたちと関わりながら、6年間、保育士として勤務していました。大阪に来てから一度は保育士とはまったく異なる業種を経験しましたが、やはり保育に携わりたいと思い、転職を決めました。
今までは、お子さんとの個別の関わりがなかったのですが、時間をかけて一人ひとりに集中して関わりたいと思い、放課後等デイサービスのスタッフとして飛び込みました。

02

多職種でともに考え、最善を導く

普段は50分間ずつの個別療育に携わっています。どう関われば良いのか戸惑ってしまうかと思いましたが、一人ひとりに向き合えば、過去の自分の経験を活かせていると感じます。
吃音や言語に関する指導の仕方や知識は、言語聴覚士の方と比べるとまだ浅いので難しさもありますが、リニエプラッツ枚方(児童発達支援・放課後等デイサービス)では、言語聴覚士、作業療法士、児童指導員など多職種が揃っているので、いろいろな方と意見を交わし、その子にとってのベストを見つけ、自分の知識も深めていけると感じています。
終礼時には、その日の子どもたちとの関わりをスタッフ間で共有し、週に一度の個別カンファレンスでは支援や関わり方のアドバイスをもらえるよう相談。ことばの療育で気になったときにはタブレットで録音し、実際の言語を聞いてもらってアプローチ方法を専門職に尋ねます。スタッフは明るく優しい方ばかりで、親身になってくれるので、チームでその子にとっての一番良い療育方法を考えることができていると実感しています。

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どんな経験も活かしていける

子どもたちの段階によって色々な見方や関わり方ができます。
年長さんであれば意思や表現が豊富になり、言葉が増えてコミュニケーションが豊かになってきますし、年中さんは自我が芽生え始め、友達との関わりも増えて周りを意識しだします。年少さんは、伝えたいことがうまく整理できなくて伝わりにくいということが多いので、大人の手助けが必要です。
過去の経験を活かして、子どもたちの興味のあるものに着目し、年齢に見合った遊びや練習などを考えられていますと思います。
お子さんの好きなものからヒントを得て、もともとある道具と本人の課題を掛け合わせたり、その子のために療育用の道具を自作したり。自作した道具がその子の興味を引かないこともありますが、他の子に当てはまることもあるので、結果的にはみんなが使える療育の道具が増えていっています。

お子さんと関わるときには、表情をよく見て、寄り添うことを一番大切にしています。療育中につまらなさそうな顔をしていたら取り組む道具を変えたり、日頃の様子からその日のコンディションを見極めて内容を考えたりしています。

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今後、試してみたいこと

玄関スペースに季節ごとの大きな飾り付けをしていますが、子どもたちがもっと楽しくなるように、室内にも、夏祭りなどの行事ごとの飾り付けをたくさんしていけたらいいなと思います。
遊びと療育を掛け合わせた新しい手作りの道具も増やしていきたいです。子どもたちの選択肢が増えるように、アイディアを出していきたいですし、言語療法にも掛け合わせられる遊びの要素はまだまだたくさんあります。
もし、機械に強い人がいれば、音が鳴ったり光ったりするような機械と自分のアイディアを組み合わせて、楽しい道具を作りたいと思っています。療育で使える楽しい機械を作れる方、いらっしゃったらぜひ!(笑)

お子さまと真摯に向き合う様子も、ぜひご覧ください。
広報紙「リニエおたより9月号」

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