Interview

地域を愛し、愛される訪問看護を目指して

正看護師E.N

-年 / 中途入社

Interview

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01

ご利用者との触れ合いが頑張る力になる

訪問看護に携わる中で、私はご利用者のところに行って関わったり喋ったりすること自体が楽しいですね。
暑さにやられて体がだるくなることもありますが、訪問に行ったらそのしんどさも忘れています。
大変な状況になっていて次の手を考えないといけないこともありますが、ご自宅を後にすると、自分の知識を活かせて助言ができる、私たちの知識をもってご本人の不安がなくなるなどそれなりのことができて楽しくすっきりとした感じがあります。自己満足かもしれないけれど(笑)
ご利用者から私たちが力をいただいていて、そのおかげで頑張れているのですよね。楽しく看護をさせてもらっているという感覚です。

02

ご利用者やご家族の生活全体を、点ではなく面でみる在宅支援

ご利用者に何かを「してあげたい」という気持ちは単なる押し付けで、「ご利用者がここで過ごすために何があったら良いのかな」、「どうしたら楽に生活できるのかな」、「ご家族がどんな思いでご本人に関わっているのかな」といったことを考えながら、私たち訪問看護が手伝えること、ヘルパーや福祉用具など他の職種ができることなど、役割による知識を出し合い、家の中のこと全体を見ながら支えていくのが在宅での支援です。

病気を支えるというよりも、病気を含めたご利用者、ご家族の生活を支えます。
在宅支援はご家族への関わりもありきだと思っているので、“寝られていますか?大変ですよね“と、ご家族にも声を掛けますし、気になることがあればケアマネジャーに相談することもあります。
日々の変化を掴み、関わりが深くなるのは訪問頻度が高いヘルパーや訪問看護です。
できる限りは心のケアを含めた看護でしっかりと支えていきます。

03

決まりきったものではない個々の看護

在宅での処置や治療は、手順通りにできていないとダメというわけではないですし、きっちり病院通りにできるようになることを目指すのではありません。
外せない治療、妥協点、守らないといけないことをわかったうえで、無理や完璧を押し付けるのではなく、助言をしながらご本人ができるように提案していきます。
そうすることで、長く家にいてもらえますし、入院を防げるのです。

たとえば、食事の制限があったとしても、「食べたらダメ」ではなく、「これを食べるならこっちを減らしましょう」と調整していきます。
「こうじゃないといけない」と言ってしまわずに、「つらいですよね」、「私もその気持ちもわかるけれど、○○な状態までひどくなったら大変だから」と例を挙げながら伝えます。
ご本人ができない理由も私たちは受け止めますし、自分の気持ちに共感してくれるとわかっていただけたらご利用者が私たちの言葉に耳を傾けてくださいます。
一緒に考えることも楽しいですし、それが楽しいからこそ在宅での支援ができるのかなと思います。

04

一人ひとりの人生に深く関わる

在宅での支援は長期間、ご利用者に関わります。それが一番良いところかなと思います。
病院と家での最期はまったく違いますし、在宅医療ではご本人が亡くなるまでの過程や葬儀までの過程といった深い部分もご家族に話します。
亡くなったらどうしたいか、服や写真はどうしたいかなどのご本人の意思をご家族にも伝えるのです。

たとえば、老老介護で奥様が亡くなった場合、旦那様が何もわからなくて困られることが多々あります。
そんなときは、手続きの仕方や連絡を入れる先などを伝え、スムーズに進められるようお手伝いもします。
若くして亡くなる場合は、お子さまが大きくなるまでにご本人がしたかったことを代わりにしてもらえるように遺された人への思いをお伝えすることもあります。
ご家族だと話せないことが他人になら話せることもあると思います。
それもその人の人生に関わる私たちの仕事です。一緒に考えていけたら一番良いですね。

05

目指すところは、その人に合った看護ができること

頭でっかちな看護はしたくないと思っています。ご利用者を中心とした看護の提供ができたらベスト。
質の高い技術を提供することが良いわけではないのですよね。
もし技術や知識が多少伴わなかったとしても、スタッフが一生懸命しようとしていることはご利用者に届きますし、“自分のことを考えてくれている”ということが伝わります。
不器用でもできないなりにでもしようとすることや、自分たちの技術知識を上げていくことができたら、もっと良い看護を提供できるので、ご利用者を主体としてみる、寄り添う看護ができることが一番だと思っています。

ご利用者の支援を考えていると、「もっとこうなったらいいのに」「こうしたほうがいいのに」とスタッフが話すことがありますが、それって実は、ご本人の気持ちを置き去りにして私たちがそう思っているだけなのですよね。
方法としては正しいとは思うけれど、ご本人にはできない理由もあります。
そうすると、できない理由は何?と考えないといけないですし、どういう風に試してみたら良いのかなというところを考えないといけないよねと話しています。

良かれと思ってしたことが、正解じゃないかもしれないこともたくさんあります。
なので、自分の考えや行動を疑問に思いながら関わることが一番です。
振り返ることがなくなり、自信ありげにやってしまうと何も周りが見えなくなってしまいますし、危ないですね。

その人に合った看護ができることが、私の一番の目指すところです。
地域で役割があり、他のスタッフや関係機関ともやりとりできてご利用者を見守るというのが地域性ですし、在宅支援の強みだと思います。

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