事務職から介護職。専門職になるということ
介護職|K.N.
2017年 / 中途入社
Interview
care worker
介護職|K.N.
2017年 / 中途入社
Interview
care worker
01
人と関わる『仕事』
私は大学卒業後、百貨店で販売員をしていました。
販売員にやりがいを感じてはいましたが、繁忙期は休みが月に3~4日しかなく体力的に厳しかったことと、「自分にはサービス職よりも事務職が向いているのでは」という思いから転職活動を始め、リニエL(当時の株式会社かなえるリンク)に入社しました。
事務職として、『人事課』に配属されました。
弊社は、『訪問看護ステーション』や『通所介護施設(デイサービス)』などを運営しており、求人を出すうえで現場のことを知るためにご利用者のお宅への訪問に同行させていただくこともありました。
そこで、ご利用者の相談に乗ったり、専門職(看護師や療法士)がアドバイスを伝えたりする姿を見て、「人と関わる仕事」に少しずつ惹かれている自分に気が付きました。
希望した事務職として人事課で働きながらも、社員や来客の方など人事として『人』と関わる場面を経験させていただいた時のことや、訪問の同行で感じたことを考えるうちに、自分の中で「仕事をする上で大切なこと」が明確になっていました。
02
仕事への『想い』と『挑戦』
その頃、岸和田にあるデイサービス『PDリハビリ特化型 リニエデイサービス岸和田(当時:PDリハビリデイサービス かなえるLIFE)』で介護職の求人募集を知りました。
当時、上司に仕事の価値観(人と関わる仕事)について相談もしており、上司から「デイサービスで介護職としてやってみないか」と声をかけていただきました。
その時、私の中で迷いは全くありませんでした。
答えは『YES』、即答でした(笑)
といっても、資格なしで働くわけにはいきませんので、
まず「介護職員初任者研修」を取得して、未経験ながらデイサービスの現場に飛び込みました。そして今年、5年の経験を経て介護福祉士の資格も取得しました(R6.9月現在)。
今は、リニエデイサービス岸和田の主任を任せていただいています。
03
ありのままの『自分』
介護職として働く以前、私は社会人としてたくさんの猫を被っていました。
デイサービスではご利用者との距離も近くなりますので、プライベートなお話を伺うことも多いですし、私自身も休日の出来事などをお話したりします。
ご利用者との関わりも深くなるので、とても自分を隠して猫なんて被っていられなくなり、ありのままの自分でいられるようになりました。
今の自分が、仕事を一番楽しんでいると感じています。
(猫はすべて剥がれてしまいました…笑)
そもそも、私たちが楽しくないと、ご利用者も楽しめないんじゃないかと思うんですよね。「リニエデイサービス岸和田は、安心できて楽しい場所」「今日も来て良かった」と、みなさまに思ってもらいたいです。
なので、1日のプログラムの中でも日々変化をもたらすことができる午後のレクリエーションは、介護職一同工夫を凝らしてあれこれ考えて、ご利用者と一緒に楽しんでいます♪
「楽しく働けている」と思える自分に出会えたのは、本当によかったと思います。
04
パーキンソン病関連疾患への『想い』
リニエデイサービス岸和田はパーキンソン病関連疾患の方に対応したリハビリ特化型のデイサービスです。パーキンソン病は進行性の難病のため、どうしても病状が進んでしまいます。
心身機能が低下してしまう中でも生活の中で『できること』を増やすこと、そしてそれがきっかけとなり『もっとやりたい』と前向きになれる人生を送れるためのサポートを目標として掲げています。
進行する病気に対峙する辛さは、当事者ではないので本当の意味で分かることができません。
それでも、私はリハビリの力を信じていますし、リニエデイサービス岸和田に来てくださるご利用者を支援していきたいと思っています。
私はリハビリ職ではないので、直接リハビリのサービスを提供することはできません。
けれど、日々のレクリエーションを通して、手指の運動や頭の体操をすることはできるので、「これが進行を遅らせるんだ!」と信じてやっています。
05
新しい『挑戦』
今、言語聴覚士(以下ST)の資格を取得したいと考えています。
介護の仕事につく前、高齢者は「食べることが楽しみになる」と聞いたことがあります。
初めてパーキンソン病を知った時に衝撃を受けたのが、「その楽しみを奪われる人がいるんだ」ということ。そんな悲しいことはありません。
パーキンソン病は神経系の難病で、どうしても咀嚼・嚥下・発声が困難になってしまうんですよね。
そこをなんとかしたいと、リニエデイサービス岸和田では口腔ケアに力を入れています。
訪問看護ステ―ション所属のSTにアドバイスしてもらったりもしていますが、ずっと人頼りも違うと思ったんです。
「できる人にやってもらおう」とか「できる人が来たらいいな」と期待するのではなく、「自分ができる人になってやればいい」と。
STのお仕事は何度も間近で見る機会があって「とてもいい仕事だな」と魅力を感じてましたし、私の中で色々重なって、「STの資格を取りたい」そんな気持ちを育てたんだと思います。
「STの資格を取ろう!」と思い立ったことは、自分でも凄い!と思いました。
有言実行、やりきらないと胸は張れませんが…(笑)
リニエデイサービス岸和田を離れたくないので、働きながら学べる夜間コースでの資格取得を検討しています。
現在は口腔ケアの外部研修などに参加しています。
10年以内にはSTの資格を取得して、介護の現場で活かしていきます!!
記載した情報は、2024年9月現在のものです。
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